総務省の人口推計(去年10月1日現在)によると日本の総人口は1億2380万人、前年よりも55万人(0.44%)減少しました。
- 人口が減少するとどんな影響がありますか?
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分野 影響内容 詳細説明 労働・高齢化 労働力不足 若年層の減少により働き手が足りず、生産活動に影響 高齢者の増加による社会保障負担の増大 医療・介護・年金などの支出が増加 地域社会 地方の過疎化、地域経済の衰退 人口減で学校・病院・商店が減少し、住民が流出 空き家の増加 使われない住宅が増え、治安や景観にも影響 インフラの維持困難 人口減少により維持コストが割高に 経済 経済成長の鈍化 消費者が減ることで内需縮小、GDP成長も鈍る 税収の減少 所得税・消費税などの収入が減り、財政悪化 生産性向上の必要性 労働力を補うためAIや自動化が必須に 教育・文化 学校の統廃合 子どもの数が減り、学校数が維持できない 伝統文化や地域行事の継承困難 若い担い手がいないため祭りや伝統行事が消滅する可能性あり 対策 移民受け入れの推進 海外から労働力を確保 働き方改革・女性・高齢者の活躍促進 労働市場に多様な人材を取り込む 少子化対策(子育て支援・教育無償化など) 出生率を上げ、人口構造を立て直す テクノロジー導入による生産性向上 ロボット・AIなどで人手不足を補う
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『未来の年表』シリーズ(全五冊)
河合 雅司著
日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか? 第1部では「人口減少カレンダー」とし、2017年から2065年頃まで、いったい何が起こるのかを、時系列に沿って、かつ体系的に示した。第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として、なるべく具体的に提示した。本書は、これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書となる。
1 未来の年表
2 未来の年表2
3 未来の地図帳
4 未来のドリル
5 未来の年表 業界大変化
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